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夢を見るのをやめた少年

1 :りさぷ:04/05/14 22:06
殊羅研とアキオとりさぷで書いていきます。

2 :やゆよ ◆sgpuwqvwI. :04/05/14 22:11
なんでsage?

3 :りさぷ:04/05/14 22:11
とりあえず簡単な設定だけ。

少年が一人。名前はトシミ。17歳。
彼の趣味は眠り、夢をみることだったが、ある日それをやめてしまう。
僕と俺を混合しながら使う。

以上。

4 :りさぷ:04/05/14 22:11
>>2
特に意味はないよ

5 :殊羅研:04/05/14 22:11
糞スレでもゆるしてチョン

6 :殊羅研 ◆1EowoMn0b2 :04/05/14 22:13
>>5
偽者だw

7 :やゆよ ◆sgpuwqvwI. :04/05/14 22:13
物語系ですか。。
ではROMらして貰いますね。

8 :りさぷ:04/05/14 22:16

僕はギリギリのところまで来てしまった。そして手放した。
なんとしてでも、その先へ進みたかったからだ。

目を閉じるとどこからか音が聞こてくる。獣のようなうなり声。
なんだろう。でも、今の僕にはどうだっていい事のように思える。

僕はもうあの家には帰らない。

目を剥いて、世界を突破すると、あの時に決めたんだ。

9 :りさぷ:04/05/14 22:21

夢を僕は最近までよく見ていた。
眠りながら見る夢も、未来へ期待する夢も。

夢の殆どが叶わないんだと、僕は知っていたけれども、
妹には、強く願えば叶うかもしれないよ、なんて笑いながら冗談を言っていた。

夢の殆どは叶わないと言うと、妹は悲しい顔をしたからだ。

でも、今、僕は思う。

夢は叶うと思っていた頃よりも、今のほうが、ずっと自由だと。

10 :あきお ◆AKIO49xlAA :04/05/14 23:03
その妹が彼氏を家に連れてきた。
そんな昼下がり。

妹の彼氏はお世辞にも美男子とは言い難い容貌だった。

顔は去年まで飼ってた亀に似ていた。とても可愛がっていたが
ドイツ旅行から帰ったら水槽が干からびて死んでいた。
そのとき以来、母親と口をきいていない。


「お兄さん、お仕事は何やってはるんですか。」

すっかり禿げ上がった額に脂汗を滲ませて男が聞いてきた。

11 :あきお ◆AKIO49xlAA :04/05/14 23:23
「高校生です」


まだ少年ですから、と付け加えておいた。
そう、僕は夢みることをやめた少年。
心の中で、そっと呟く。


夜勤があるので、と言って手土産の赤福餅を置いて
そそくさと妹の彼氏は帰ってしまった。

でっぷりと肥えたあの男と、兄さん存外うまくやれるかもしれんよ、と
冗談まじりに妹に言うと、笑みをうかべて

「彼すごいのよ」

そっと耳打ちをしてきた。

妖艶で、それでいて天使のような不思議な笑みだった。

12 :殊羅研 ◆1EowoMn0b2 :04/05/15 18:34
ヘタな演技だな、と俺はすぐに感じていた。
冴えない風采の上がらない駄目男に惚れている自分を伝えることで
大きな夢を描いて挫折した俺にも居場所があることを教えてくれようとしている。
きっとまだ、俺が家を出たことに対して妹は責任を感じているのだろう。
今まで、たったの一度も俺に彼氏など紹介したことのなかった妹が
あの夢見がちで繊細な妹が、あんな男に恋心を抱かないことは
僕とって分かり切っていることだった。

何食わぬ顔で赤福餅とお茶を妹に振舞いながら、コッソリと携帯のメールで
妹と僕の共通の親友であるリコに確認をとってみると、やはり妹には
ああいう容姿の知り合いは居ないらしかった。
恐らく、出会い系のサイトでデートする代わりに一演技してくれとお願いしたのだろう。
まだ五月だというのに脂汗にたぎっていたあの男の表情はかなりぎこちないものだった。

赤福餅には手をつけず、お茶だけ飲み干した僕は
「家に戻るかも知れない」と呟く。
妹の表情が急激に明るみ、それを悟られまいと僕から目線を逸らす。

昔の僕だったなら、或いは照れながら苛々しながらも
今の父や母の様子を尋ねたかも知れないが、もう俺はそんな自分を
ふっきっている。
「冗談だ。今後一切そっちに戻る気は無い」
そう妹に向かって冷たく言葉をぶつけ、帰るように催促する。
半ば強引に妹を家から追い出した後、酷く落ち込んだ僕は
発作的に心から信頼しているあの人に電話をかけた。

13 :りさぷ:04/05/15 20:25
「・・・・はい。もしもし。え?あなた誰よ。周りの音がうるさくて聞こえないんだけど」
「トシミです。」

「ああ!トシミ君〜。ごめんねー、今お風呂から上がったばっかりで
 うん、そう、お風呂。無駄毛の処理してたの。え、なに?うわー、言うねぇ・・。
 私だって無駄毛くらい生えますよ。あんたの女だって絶対脱毛してるよ。マジで。
 女は男より大変なんですよ〜ぅ。あ、ごめん。で、なんだっけ?」

「・・・あの、今日の夜、空いてませんか?ちょっと話したい事があるんです・・・。」

「話したいことー?今言っちゃいなさいよ。私、出かけるの面倒くさい。せっかくメイク落としたし、
 これから化粧水つけてその後パックもしなくちゃいけないわけ。明日の仕事の準備もしなきゃだし。
 それでまたトシミに会うためにわざわざ化粧?冗談じゃないよバカ。
 ちょっとは私の苦労も考えて発言してちょうだい〜。」

「あ、すみません・・・。えっと、じゃあ、あの、、これから、ミチルさんの部屋まで行っていいですか?
 僕、ミチルさんのスッピン見たことないけど、多分綺麗だと思うし・・・それに・・」
「あははは。うん綺麗に決まってんじゃないの。うん、わかった、じゃあオイデオイデ。
 今どこいんの?車で近くまで迎えにいってあげようか?」

「いや、あの、大丈夫です。電車で30分くらいだし。。あ、何か買っていったほうがいい物ありますか?」
「んー。じゃあコンビニでタバコ買ってきて欲しいな。イブサンローランのね。無かったらマルメン。」
「わかりました。じゃあ、今から出ます。」
「ハイハーイ。待ってるね。トシミ君〜チュウゥゥッ!!」

・・・チュウ!? ミチルさんは酔っ払ってでもいるんだろうか。前に会った時は仕事が忙しいと言っていたし。
疲れてるのかもしれない。迷惑にならないよう、相談したいことだけ話したら早めに帰ろう。

・・・そして僕は玄関のチャイムを鳴らす
「ハイハーイ。あ、早かったじゃん。トシミ〜ン♪んぎゅ〜う〜」

・・・・ !? トシミ〜ン♪!? んぎゅ〜う〜!? 

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